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異常なまでの固定観念

看護師

心理的療法と薬物療法で

自分は理想通りの容姿であると言う人は珍しいでしょうが、中には極端に自分の容姿に自信が持てず、醜いと信じ込んでいる人もいます。この固定観念によって生活に支障をきたしている場合、精神科の領域では 身体醜形障害と診断します。傍から見れば何も醜い容姿ではないにも関わらず、本人にとっては異常に醜く感じており、ボディイメージに障害をきたしていると言えます。容姿を気にするあまり、何度も鏡で自分の姿をチェックしたり過剰に皮膚や髪の毛を触ったりする様子が多々見られます。また、周囲の人に自分の姿がおかしくないか確認を取ることもしばしばです。診断するときには、こうした行動が見られるかをチェックします。その上で、容姿が気になってすべきことができなかったり、外出が難しくなっていたりしていないかなども要点となります。身体醜形障害を患いやすい人は、いわゆる美男や美女です。また、子どもを過剰にコントロールしようとする母親がいる思春期の子どもが発症するケースが多いです。この他にも母親との関係が普通ではない場合が多く見られるため、母子関係が重要な要因と考えられています。身体醜形障害かどうかを自分でチェックするのは容易でないかもしれません。自分自身では醜いと信じ切っているので、他人が褒めても、意見を受け入れるのは難しいからです。ですから、生活に支障をきたしている場合、家族などの助けが必要です。特に思春期の子どもで外出が困難になるような状態では、将来に影響が出る可能性があるため、治療が望ましいです。それでも、自分の感じ方に異常を感じていない子どもを受診させるのは難しいかもしれません。その場合は、先に保護者だけ受診するのも一つの方法です。子どもの状態を細かく説明し、そこから精神障害の可能性があるかをチェックしてもらうことが可能です。身体醜形障害の疑いが濃ければ、ドクターと話し合って、クリニックに足を運ぶきっかけとなる理由を作ります。例えば、整形手術を望む子には、ドクターの許可が得られれば手術しても良いという条件で受診させるのが効果的です。治療は心理的療法と抗うつ剤による薬物療法が基本です。心理的療法でエネルギーを勉強など他のことに向けさせ、薬で強いこだわりを緩和させることで、改善が期待できます。

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